携帯用の水筒やタンブラーのこと。飲み物代の節約やエコ志向などで、オフィスなどに持参する人が近年増えている。さまざまな構造、デザイン、機能の製品が各社から発売されており、売れ行きも好調。直接口をつけて飲むスタイルの「じか飲み」型が、コップ付きのものに代わって現在の主流になっている。ミツカングループ本社(本社・愛知県半田市)の2009年5月の調査によると、20代の男性と40代の女性の約半数が、オフィスにマイボトルを持参しており、持参している20代男性の4人のうち3人が、この1年以内で「マイドリンク(マイボトル)派」になったという。マイボトル持参の顧客に飲み物を販売する場所なども増えてきており、全国茶商工業協同組合連合会(本部・静岡市)と象印マホービン(本社・大阪市)は全国の茶専門店での給茶スポットを展開中。自治体やコーヒーチェーン店などでも、マイボトル持参によるゴミの削減などを推進し始めている。