ウイスキーの炭酸水(ソーダ)割り。1950~60年代初頭にかけて流行したが、近年再び、若者も含めた幅広い層で人気を集めている。ブームの仕掛け人はサントリーホールディングス(本社・大阪市)。同社の看板ブランドであるウイスキー「角瓶」のCMでは、女優の小雪を起用して、若者をターゲットにハイボールという飲み方を広めた。同社は全国のバーや居酒屋に、角瓶と炭酸水が混ぜてあり、すぐにハイボールを供給できる「ハイボールタワー」の設置を呼びかけるなどして、角瓶を使ったハイボールを出す店が2009年になって急増した。家飲み用に、缶入りのハイボールも発売。スーパーなどでは、相乗効果として炭酸水の売り上げも増加している。