イギリスのダイソン(Dyson)社が2009年10月、日本での発売を発表した新開発の扇風機「エアマルチプライアー(Air Multiplier)」のこと。円筒形の胴体の上に輪が乗ったような形状で、通常の扇風機のように羽根はなく、輪の中は空洞になっている。羽は胴体内部にあり、そこから空気が吸い込まれて上に向かい、輪にある約1ミリのスリットを通ることで加速されて、周りの空気を巻き込み、結果的に、吸い込まれた量の約15倍もの風量を送り出せるという。掃除が簡単で、安全。羽から直接風を送り出す従来の扇風機と違って、断片的ではないスムーズな風を送ることができるのも特徴。直径が25センチと30センチのものがラインアップされている。