国後島と択捉島で確認された文字通り白い毛並みのヒグマのこと。2009年10月29日、国後島「白いヒグマ」専門家交流訪問団が会見し、国後島で23日に、無人カメラによる白いヒグマの撮影に成功したと発表、写真を公開した。日本人専門家による調査団としての確認は今回が初めてのこと。調査団の説明によれば、国後、択捉両島にはオオカミが存在しないため、白く目立つ毛色でも襲われず、逆に、獲物の魚には発見されづらいため、捕食するのに有利で生存しやすいと考えられている。国後島では、生息するヒグマ約300頭の約1割が白いヒグマだといわれているという。