国から財政再生団体に認定されるなど、財政破たんの状態にある北海道夕張市の観光PRキャラクター。“負債”と“夫妻”が語呂合わせになっている。夕張メロンを模した髪型が特徴で、つぎはぎの服を着た夫婦のキャッチコピーは「金はないけど愛はある!」。同市の離婚率が全国で最も低いことから、「夫婦の愛で苦難を乗り越えます」と宣言している。2007年に考案され、地元の観光会社がTシャツなどの関連グッズを販売するほか、市内には架空の部署「夫婦円満課」を設置。同課を訪れた夫婦に「夫婦円満証」を発行するなど、観光客の増加を図っている。09年6月に開催されたカンヌ国際広告祭では、プロモーション部門で最高賞のグランプリを獲得した。