南アフリカの民族楽器を原型に作られた、細長いラッパのような楽器。プラスチック製のものがスポーツ店やスタジアムで購入でき、当地ではサッカー観戦に欠かせないチアホーンのような存在となっている。しかし、2009年6月に同地で開催されたFIFA(国際サッカー連盟)主催のコンフェデレーションズカップでは、多くの地元サポーターが鳴らし続け、ごう音が響き渡ったことから、選手間のコミュニケーションが妨げられるとして、各国の選手、関係者らから苦情が相次いだ。FIFAも、10年6月開催のワールドカップ南アフリカ大会での持ち込み禁止を検討しているが、開催国の文化否定につながるとして反対論も多い。日本サッカー協会の犬飼基昭会長は、09年11月に行われた日本代表対南アフリカ代表の親善試合後に、ブブゼラの自粛を南アフリカサッカー協会に要請している。