アメリカのNPO法人、Committee for Childrenが1980年代に開発した、子どもの暴力防止のためのプログラム。さまざまなトラブルの状況の写真などを見せながら、登場人物はどんな気持ちか?と問いかけたり、解決方法を話し合う機会を作ったりして、対人能力を育むというもの。世界15カ所で導入され、日本ではNPO法人の日本こどものための委員会が普及を図っている。日本でも子どもの暴力行為は増加しており、2009年11月の文部科学省の発表によると、学校内の暴力は08年度に約6万件が報告されている。「セカンドステップ」は、東京都品川区が09年度内に区内の全小学校での実施を予定するなど、全国約200の小学校・保育園などで導入されている。