東アジア出版人会議が、日本、韓国、中国、香港、台湾で出版された書籍から選定した、計100冊の名著。同会議は、東アジアでの書籍の交流を深めることを目的に、5カ国・地域の編集者らで2005年に結成した組織。過去半世紀に刊行された、他言語に翻訳されていない書籍を中心に、文学、歴史、政治などさまざまな分野から100冊を選び、09年10月に開催された9回目の同会議で発表した。日本からは、「共同幻想論」(吉本隆明著)、「字統」(白川静著)など26冊があげられている。10年春の予定で解説書を出版し、100冊を5カ国・地域の言語に翻訳する作業を進めるという。