つかこうへい作・演出の、安保闘争の時代を舞台にした演劇作品。同作は初演の1973年以来、時代に合わせて改編されながら繰り返し上演されてきた人気作品で、90年以降は内田有紀、広末涼子ら、その時々の人気女優が、ヒロインの全共闘委員長・神林美智子役を演じてきた。2010年2月3日から東京の新橋演舞場を皮切りに上演される「飛龍伝2010ラストプリンセス」では、女優の黒木メイサをヒロイン役に抜擢(ばってき)。黒木の女優デビューは04年の15歳の時で、つか作の舞台「熱海殺人事件 平壌から来た女刑事」だった。