歴史書などの出版で知られる山川出版社(本社・東京都千代田区)が、2004年度まで高校の授業で使われていた教科書「日本の歴史(改訂版)」を、一般向けに再構成した書籍(税込1575円)。日本の原始・古代から近現代まで、通史をバランスよく簡潔にまとめてあるのに加えて、最新の研究動向も解説している。09年9月の発売当初は、歴史に関心を持つ中高年などが主な購買層だったが、「歴女」も登場した歴史ブームもあってか、20~30代の読者も増えているという。10年2月現在、発行部数は10万部に達している。姉妹書の「もういちど読む山川世界史」(税込1575円)も同様にヒットしている。