「保育園探し活動」の略で、子どもを保育園に入園させるための保護者の活動を、就活、婚活になぞらえた呼び方。女性の社会進出が進んだことや、長引く不況の影響で、共働きの家庭が一般的になってきているが、それに伴って入園の競争率は上昇の一途をたどっており、入園の必要性をアピールするために育児休暇を早めに切り上げて復職したり、入園申請書に嘆願書を添付したりといった「保活」をしている保護者も多い。厚生労働省によると、2009年4月時点で、国の基準を満たす認定保育園への入園を申請したのに入園できていない「待機児童」は2万5384人。ただし、認可外の保育園に預けている場合やこれから預けたいという場合も含めると、潜在的な待機児童の数は85万人に上るという推計もある。