2009年にアメリカで公開されたドキュメンタリー映画(ルイ・シホヨス監督)。2010年3月、第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。和歌山県太地町で伝統的に行われてきたイルカ漁を告発・批判する内容で、かつてイルカの調教に携わったイルカ保護活動家が、「水銀で汚染されたイルカ肉が食用にされている」などと主張する。漁の様子を無許可で隠し撮りした撮影手法や、一方的とも取れる主張には批判の声も強い。日本では10年初夏に公開予定で、日本版では漁師の顔にぼかしを入れたり、地元からの指摘を受けて、事実誤認とされる点を修正する字幕を入れたりするなどの処理がなされるという。