「ナマケモノが見てた!」「ぱじ」などの四コママンガで知られる村上たかしが初挑戦したストーリーマンガ(双葉社刊・税込800円)。家族と仕事を失った主人公の中年男性「お父さん」が、愛犬の「ハッピー」と共に、あてのない旅を送るストーリーで、2009年7月の発売後、テレビや雑誌などで紹介されて、普段マンガを読まない層にも話題となり、10年8月時点で31万部を売り上げるベストセラーとなった。タイトルの「星守る犬」は、犬が物欲しそうに星を見上げる姿から、手に入らないものを求め続けることを意味するという。西田敏行主演で映画化されることも決定し、11年夏に公開される予定。