被災地で活動するボランティアや被災者自身が、自分の名前や得意分野などを周囲に知らせるため身につけるゼッケン。兵庫県神戸市の商工会議所などが中心となって2007年に設立された「デザイン都市・神戸」推進会議と、広告代理店大手の博報堂(本社・東京都港区)が共同で制作した。分野別に「医療・介護」(赤色)、「ことば」(青色)、「専門技能」(黄色)、「生活支援」(緑色)の4種類が用意されており、その分野で得意なこと、できることをゼッケン中央の空欄に記入できるようになっている。1995年に発生した阪神・淡路大震災の経験をもとに、避難所などでの助け合いを促すのがねらい。同会議のウェブサイト(http://www.ithinkobe.jp/)などから画像をダウンロードして印刷し、服に張り付けて用いる。