東日本大震災で避難所での生活を余儀なくされている被災者支援のために、工学院大学(東京都新宿区)建築学部の鈴木敏彦教授が開発した段ボール製の1人用の小さな家。段ボールとカッターナイフで簡単に製作できるのが特徴で、広い空間に多数の人が密集する避難所でプライベートな空間を確保できるうえ、優れた断熱性で朝晩の冷え込みを防ぐ効果もある。横長で一時的な個人用寝室向けの「タイプ1」と、縦長で更衣室や避難トイレ向けの「タイプ2」がある。それぞれの図面は、非営利でクレジットを明記するという条件のもと、同学部のサイト(http://www.kenchikugakubu.jp/)からダウンロードして広く利用することができる。