インターネット上で違法に出回る絶版マンガを撲滅するプロジェクト。2011年4月、「ラブひな」(講談社刊)などの作品で知られる漫画家の赤松健が運営する絶版漫画配信サイト「Jコミ」(http://www.j-comi.jp/)のサービスの一環として発表された。インターネット上には漫画の画像をまとめたファイルが多く出回っており、出版社は違法にアップされたファイルを監視している。しかし、絶版になった作品は出版社の手から離れ、作家が個別に対応することも難しいため、ほとんどの場合、権利が保護されていない状態のまま放置されている。同計画では、ユーザーが見つけた違法な絶版漫画ファイルをJコミに送り、Jコミが作家の許可を得たうえで広告を挿入して配信し、その収益を作家に支払う。