日本オリンピック委員会(JOC)による、アスリートのための就職支援システム。2010年10月に第1回の説明会が開かれ、11年1月に競泳の古賀淳也が同システムを通じて第一三共(本社・東京都中央区)と雇用契約を結んだ。オリンピックに出場するようなトップレベルのアスリートでも、競技によっては、選手活動継続のための資金集めが困難なことが多く、個人でのスポンサー集めが難しい場合には、副業などで活動資金を調達しているケースもある。企業への就職を支援することで、そうしたアスリートたちの収入を安定させ、競技に集中できる環境を整えるのがねらいで、資金援助を希望するアスリートと、社員の士気向上などを目的としてアスリートを雇用したい企業とのマッチングの機会を提供する。