コンピューターウイルスの一種。2008年ごろ確認され、主に「Facebook」や「Twitter」などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を介して感染を広げている。SNS上で、動画ファイルなどへのリンクと偽って、他の不正サイトに誘導し、ウイルスに感染させる。感染すると、個人情報が盗まれたり、不正なリンク先を含むメッセージが友人へ自動的に送信されてしまうなどの被害を受ける。不正サイトへの誘導にはURL短縮サービスが悪用されることが多く、書き込める文字数に制限がある「Twitter」などでの被害が広がっている。友人同士の交流が目的のSNSでは、他のユーザーからのメッセージに対する警戒感が比較的低いことも感染拡大の要因と見られている。