電力会社と契約した電流容量(アンペア)を引き下げること。各家庭では電気の使用量に応じて契約アンペアが設定されており、その容量を超えるとブレーカーが落ちる。容量を引き下げることで基本料金が安くなるうえ、東京電力福島第一原子力発電所事故による電力不足が懸念されるなかで、電力消費抑制を意識して節電につながることから、契約の変更を申し込む人が増えている。東京電力(本店・東京都千代田区)の場合は、10~60アンペアの間で変更に応じており、同社のウェブサイトや電話窓口で申し込める。ただし、年間契約を基本としており、一度変更すると原則1年間は再変更できない。また、関西電力(本店・大阪府大阪市)など、電力会社によっては契約アンペア別の設定がない場合もある。