実際の性的暴行事件を題材とした韓国映画(監督ファン・ドンヒョク、原作コン・ジヨン)。題名の「トガニ」は「るつぼ」の意味。韓国光州市のろう学校で2000年から05年にかけて、教職員らが10代前半の女子生徒らに性的暴行を繰り返した事件が題材の同名小説を原作として制作された。11年9月22日の公開後、10月中旬までに400万人以上を動員する話題作となり、加害者が軽い処分で済まされたことなどを問題視する動きが活発化。警察が再捜査に着手することになり、事件の舞台となった学校が廃校となるなど、社会的に大きな波紋を呼んだ。