旧東ドイツで用いられていた歩行者用信号の人型マーク。1961年、交通量とともに増加していた交通事故を減らすべく、交通心理学者のカール・ペグラウが考案した。東西ドイツ統一後、アンペルマンの信号機は撤去されたが、96年にインダストリアルデザイナーのマルクス・ヘックハウゼンが引き取り、使い古しの信号で信号型ランプを作ったところ、シンボルとしてのわかりやすさなどから市民に受け入れられ、再び交差点に姿を現した。その後、アンペルマングッズが開発され、欧州各国で大人気アイテムとなった。日本でも、ネット通販などで商品が取り扱われている。