聴覚障害を持つ人たちで行うラグビー。ルールは一般的な15人制ラグビーと同様だが、選手たちが手話やサインで意思を伝達するほか、2人の副審が加わり、赤い旗で主審の笛が鳴ったことを選手に知らせる。1990年ごろからニュージーランドで盛んになったスポーツで、日本では94年から関西で活動が始まり、97年には日本聴覚障害者ラグビークラブ(現日本聴覚障害者ラグビー連盟)が設立された。日本選抜チームは「クワイエット・タイフーン(静かな台風)」の愛称を持ち、2002年に「第1回デフラグビー世界大会」に参加。11年11月には日本で初の国際試合となる日本選抜対オーストラリア選抜戦が行われた。