超薄型軽量で処理能力が高く、しかも低価格のノートパソコン。アメリカの半導体メーカー、インテルが提唱した新たなコンセプトで、2011年冬から各社が製品を投入している。11~13型程度のディスプレーを採用した製品が主流で、厚さ約2センチ以下、重量約1.5キロ未満と小型ながら、高性能のCPU(中央演算処理装置)を使用する。価格は10万円前後。同社は、08年ごろから小型ノートパソコン「ネットブック」向けのCPUに力を入れたが、その後、起動の速さや持ち運びのしやすさから、スマートフォンやタブレット端末が台頭。こうした携帯機器向けCPU市場で出遅れた同社の巻き返しの動きとして注目されている。