自分自身の死に向けて葬儀や墓などの準備をする活動を、「就活」や「婚活」になぞらえた言葉。自身の葬儀の内容などを生前に決めておく「生前契約」や、遺影の撮影、遺言書の作成、死後の希望を記す「エンディングノート」の執筆など、死を見すえた活動への関心が高まっている。火つけ役となったのは「週刊朝日」で2009年8~12月まで連載された、葬儀や墓などの基礎知識、最新事情を紹介する「現代終活事情」。その後、出版各社から「終活本」や「終活特集」が相次いで出された。また、集合墓地の生前契約をきっかけに、同じ墓地に入る予定の人と交友が始まる「墓友」という言葉も生まれている。