食品メーカー大手の明治(本社・東京都江東区)が2009年12月に発売した機能性ヨーグルト。同社が研究開発した「R-1乳酸菌(ラクトバチルスブルガリクスOLL1073R-1)」という乳酸菌を含むのが特徴。カップ入りのタイプ2種とドリンクタイプの計3種類がある。同社が調査機関に委託して、佐賀県有田町と山形県舟形町の保育園・幼稚園児、小中学生などを対象に行った疫学調査によれば、この乳酸菌を含むヨーグルトを毎日食べた両町では、周辺地域よりもインフルエンザ発症数が低かったという。因果関係は明らかではないが、11年夏ごろにこの結果が報道されて注目度が高まり、一時、品薄になるほどのヒット商品となった。