医薬品の効果で肌の悩みを解消すること。化粧水などで肌の手入れをするスキンケアに比べて、より根本的な治療(キュア)を目指すという考え方に基づく。こうしたコンセプトのもと、薬事法上「医薬品」に分類される製品が市場を広げており、2007年に第一三共ヘルスケア(本社・東京都中央区)が発売したシミの一種の肝斑(かんぱん)改善薬「トランシーノ」や、11年に資生堂(本社・同)が発売した「IHADA(イハダ)」シリーズ、小林製薬(本社・大阪市)が発売した傷あと改善薬「アットノン」などが代表的。化粧品だけでは改善が難しい肌の悩み対策として、特に女性からの人気が高まっている。