鶏を丸ごと1羽、鍋で煮込む韓国料理。名前は「鶏1羽」を意味する韓国語で、「タッハンマリ」「タクハンマリ」と表記されることもある。ネギやジャガイモなどといっしょに煮込んだ鶏をはさみで切り分け、濃口しょうゆやトウガラシ、ニンニクなどを混ぜたタレにつけて食べる。鶏や野菜から出たダシにより、あっさりとしつつも奥深い味わいが特徴。鶏1羽を丸ごと用いる韓国料理サムゲタンでは、腹にもち米などを詰めるが、タッカンマリは、肉に具材を詰めない。日本では2003年ごろから韓国料理店などで提供されるようになり、韓流ブームのなか、人気が高まった。