南米で伝統的に飲まれているお茶。緑茶や紅茶、ウーロン茶などのツバキ科のチャノキの葉や茎を用いるものとは異なり、モチノキ科の常緑樹ジェルバ・マテを原料とする。もともとはパラグアイのグアラニ族が飲用していたものが、ヨーロッパの宣教師によって広まった。日本茶に似たくせの少ない味と香りで、砂糖や牛乳、ミントなどを加えて飲むこともある。ポリフェノールやミネラルなどの成分を豊富に含むことから「飲むサラダ」と呼ばれることもあり、健康ブームのなか、日本でも人気が上昇。2012年3月には、日本コカ・コーラ(本社・東京都渋谷区)がペットボトル入りの「太陽のマテ茶」を発売した。