“魔法の鏡”をコンセプトに、画面上で化粧品を試すことができる「メーキャップシミュレーター」。資生堂(本社・東京都中央区)が運営する総合美容施設「SHISEIDO THE GINZA」で2011年5月に公開された。液晶画面には上部のカメラで撮影された自分の顔が鏡のようにリアルタイムで原寸大表示される。試したい化粧品のバーコードを読み取ると、AR(拡張現実)技術を活用して、その製品を使用した後の顔が表示されるという仕組み。顔を動かしたり、表情を変えたりしてもメイクの位置がずれることはない。同社製品の6種1000点以上を無料で試すことができるうえ、実際の試用とは異なり、メイクを何度もつけたり落としたりする必要がないため、肌への負担にもならないと人気を集めている。