東日本大震災の避難所で小中学生が作った新聞。震災後、宮城県気仙沼市の気仙沼小学校の避難所に身を寄せていた小中学生4人が、被災者を元気づけるために2011年3月18日に創刊。当時小学1年生の吉田理紗さんを編集長とし、炊き出しや有名人の慰問などの様子をカラーペンで書いて避難所の壁に掲示した。その活動はテレビ番組などでも話題となり、同年7月には紙面をまとめた書籍「宮城県気仙沼発! ファイト新聞」(河出書房新社刊)も出版。また、12年4月には、編集部員らが国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部(フランス・パリ)に招待され顕彰を受けた。11年7月3日までに50号を発行し、いったん終刊となったが、12年3月に一般社団法人ファイト新聞社を設立し、活動を再開した。