人工知能やセンサーを搭載する自走式掃除機。簡単な操作だけで部屋の掃除を自動で行うため、家事を効率化したい消費者の人気を集めている。火つけ役となったのは、アメリカのアイロボット社が2002年に発売した「Roomba(ルンバ)」。11年9月までに、世界50カ国で500万台以上を販売する人気商品となった。そのヒットを受け、11年10月には東芝ホームアプライアンス(本社・東京都千代田区)がスマートロボットクリーナー「Smarbo(スマーボ)」を、12年6月にはシャープ(本社・大阪市)が音声認識機能などを備えたロボット家電「COCOROBO(ココロボ)」を発売するなど、日本メーカーからも掃除ロボットの発売が相次いだ。