芸能人などになりすました「サクラ」が利用者を有料サイトに誘導する、詐欺商法。たとえば、メールや交流サイト(ソーシャル・ネットワーキング・サービス〈SNS〉)を介して、「サクラ」から芸能関係者を想起させるメッセージが届く。「会いたい」「相談に乗ってあげたい」という心理から出会い系サイトに登録、メール交換や画像送信などの有料サービスを使用するうち、高額な利用料を請求されるケースなどがある。なかには、被害額が数百万~数千万円にのぼる場合も。独立行政法人国民生活センターによると、2011年度の被害総額は37億円。