ホテルが企業と提携(コラボレーション)して、商品やブランドで演出を施した宿泊室。提携企業の家具や家電、化粧品などを部屋に設置したり、映画やドラマの世界観を表現したりする。期間限定のケースが多いが、ホテル側には集客増加の、企業側には商品PRのメリットがあることから、近年広まりつつある。ホテル阪急インターナショナル(大阪市)では、2012年3月からパナソニックと提携して、同社の最新鋭設備をそろえた「パナソニックコラボルーム」のサービスを開始。ホテルグランパシフィック・ル・ダイバ(東京都港区)では、12年6月からアニメ「機動戦士ガンダム」をテーマにした「プロジェクト ルームG(ガンダムホテル)」の提供を始めた。