眼球の角膜を矯正して、近視や乱視によって低下した視力を回復させる治療法。個人の角膜に合わせた形状のコンタクトレンズを就寝中に着用して日中の視力を向上させる、「オルソケラトロジー」というアメリカで開発された治療法が原型。強度の近視や乱視には対応できないなどの欠点があった従来型を改良する形で、三井メディカルクリニック(東京都港区)の三井石根医師が2003年に開発した。矯正レンズの形状を段階的に変えることで、強度の近視などでも徐々に改善することができるという。女子レスリング金メダリストの吉田沙保里がこの治療法で視力を回復させたことも話題になった。