レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」の、若かりし姿を描いたとされる女性の肖像画。「若き日のモナリザ」とも。1913年にイギリスのアイルワースで見つかり、その後はスイスのモナリザ財団が管理してきた。ダ・ヴィンチの作かどうかをめぐって鑑定が続けられてきたが、2012年9月、同財団が本人の作とする鑑定結果を発表。「モナリザ」の約10年前、1503年ごろに制作されたものと結論づけた。しかし、鑑定結果には否定的な声もあり、真贋をめぐる論争は続いている。同作は12年に日本で開催されていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展で世界初公開され、反響を呼んだ。