東日本大震災の記憶の風化を防ぐべく、宮城県内のタクシードライバーが、震災の記憶や教訓などを乗客に語り伝えていこうという取り組み。宮城復興支援センター(仙台市)の船田究事務局長と仙台中央タクシー(同市)の神田稔常務が発案した。2012年10月から「語り部タクシー養成講座」が開始され、同月3日に、仙台中央タクシーのドライバー10人が受講。全員が認定テストに合格して、県内初の認定ドライバーとなった。今後、宮城復興支援センターでは月1回のペースで養成講座を開催。他のタクシー会社にも輪を広げていく。乗車料金は、通常の貸し切り料金と同じで1時間5300円。