五感からのさまざまな刺激を脳に与え続けることで、脳を活性化するトレーニングメソッド。フィットネスクラブの運営などを手がけるルネサンス(本社・東京都墨田区)が、昭和大学脳神経外科の藤本司名誉教授のアドバイスのもと開発した。例えば、左手は円を描く動作、右手はトントンと机をたたく動作を行い、インストラクターの合図とともに左右の動作を入れ替える、2つのお手玉を真上に投げ手を交差させてキャッチするなど、上下・左右・前後に異なるアシンメトリー(非対称)な運動を行うことで、注意機能や認知機能が高まり、疲労感や抑うつ感などが低下するという。フィットネスクラブでの展開のほか、認知症予防教室や企業のメンタルヘルスケアの一環としても導入されている。