飲料の冷却を夜間に行うことで節電効率を高めた清涼飲料の自動販売機。日本コカ・コーラ(本社・東京都渋谷区)が富士電機(本社・同品川区)と共同開発し、2012年11月に発表した。電力需要が比較的少ない夜間に飲料を冷却し、電力消費がピークとなる日中は、その飲料を保冷剤代わりにすることで、冷却装置を使わずに冷えた状態を維持する仕組み。日中は装置が停止するため、駆動音も静かになり、夏場の日中の消費電力を約95%削減できるという。同社は、13年1月から投入を開始し、20年度を目標にすべての自販機を切り替える方針。