入札するたびに手数料が発生するインターネットオークション。名称の「ペニー」はイギリスの通貨単位にちなんだもので、日本では2009年ごろから行われるようになった。一般的なネットオークションとは異なり、サイトの運営者が商品を出品し、入札者はあらかじめ購入したポイントを使って参加する。入札開始価格は0円などと安く設定されていることが多く、市場価格よりも格安で購入できる可能性があるとうたわれる。しかし、入札には1回あたり数十円から数百円程度の手数料が必要で、最終的に落札できなければ、手数料だけを支払うことになるためトラブルが増加。また、安価で落札されるのを防ぐために運営者が「サクラ」に落札させていると疑われるケースや、そもそも商品を用意せずに入札手数料だけを不当に得ていると思われるケースなどがあり、国民生活センターなどが注意を呼びかけている。