言葉の話せない赤ちゃんと、ジェスチャーを使ってコミュニケーションを取る育児法。親と子の双方が「おっぱい」や「おいしい」など、自分の欲求や身の回りの物事などを手の動きで表現する。赤ちゃんが自力で座れるようになる生後6~9カ月ごろから始めるのがよいとされ、赤ちゃんとの意思疎通が促されて言葉の習得にも好影響を与えるという。1990年代にアメリカで考案され、日本では2002年ごろから、書籍などで紹介されるようになった。04年には、NPO法人日本ベビーサイン協会(兵庫県神戸市)が設立され、講演会などで普及を進めている。また、同協会理事長の吉中みちるによる「赤ちゃんとママのベビーサイン」(主婦の友社刊)など、関連書籍も出版されている。