温めた状態で飲む炭酸飲料。飲料内に溶けた炭酸は温めると抜けやすくなる性質を持つため、商品化は困難とされてきた。しかし、メーカー各社が原料の配合率を工夫するなどの独自製法を開発して商品化に成功。日本コカ・コーラ(本社・東京都渋谷区)が2013年10月に、世界初のホット炭酸飲料となる「カナダドライホットジンジャーエール」を全国発売するのに続き、キリンビバレッジ(本社・東京都中野区)も同年11月に「キリンの泡 ホット芳醇アップル&ホップ」をコンビニエンスストア限定で発売。炭酸飲料の売り上げが落ち込む冬場の需要拡大策として話題を集めている。