方言に関する質問に答えていくと、回答者の出身都道府県がわかる無料ウェブサービス「出身地鑑定!! 方言チャート」(http://ssl.japanknowledge.jp/hougen/)のこと。社会言語学者の篠崎晃一東京女子大学教授が、自身のゼミに所属する学生11人とともに開発し、2013年8月にインターネット上で公開した。はじめに「翌日、家に不在の時、『明日、家におらん』と言うことがありますか?」という設問で東日本か西日本かを大別して、続く数問で地域を絞り込んでいき、3~4歳から13~14歳までの言語形成期に生活していた都道府県を導き出す。300人を対象に実施した試験では、的中率は83%に達したという。公開直後から「よく当たる」とネット上で話題になり、3日間で約350万人が利用した。