スマートフォンの無料通話、メッセージアプリ「LINE」の利用に伴って感じる精神的な疲労のこと。多数の友人、知人と同時にメッセージのやり取りができる同アプリは、2013年7月には全世界の利用者数が2億人を超えるなど、若者を中心に普及が進んでいる。特徴の一つに、受信したメッセージを開くと、送信側に「既読」という文字が表示される機能がある。そのため、送信側は「送信したのに既読にならない」「既読になっているのに返信がない」などの事態にストレスを感じやすい。一方で受信側も、「既読」にしたらすぐに返信しないと、メッセージを無視する「既読スルー」だと考えて相手が気分を害するのではないか、というプレッシャーを感じることがある。ジャストシステム(本社・東京都新宿区)が13年6月に発表した「大学生のLINE利用実態調査」によると、回答者の約46%が「LINE疲れ」を感じたことがあると答えている。