医師の近藤誠が2012年12月に出版した書籍(アスコム刊、税込1155円)。サブタイトルは「医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法」。内容は「どんなときに病院に行くべきか」「患者よ、病気と闘うな」「検診・治療の真っ赤なウソ」「100歳まで元気に生きる『食』の心得」など全6章で、従来の医療や健康についての常識を覆すような解説が話題になった。著者の考える抗がん剤治療の「害」など、がん関連の話題を中心に、医者選びのコツや医療の受け方をアドバイスするほか、予防医学や美容、健康法についても解説している。発売時点の発行部数は1万部だったが、その後、50~60代女性を中心に支持を集めて増刷が重ねられ、13年7月に70万部を超え、同年9月には合計100万部を突破、ミリオンセラーとなった。