コンビニエンスストアが店頭販売するドリップコーヒー。「カウンターコーヒー」とも呼ばれる。喫茶店並み品質の挽きたてコーヒーが、100円台の低価格で手軽に飲めることからヒットした。2009年にサークルKサンクスが先行して販売を開始し、ローソン、ファミリーマートがこれに追随。13年1月にはセブン-イレブンが参戦し約半年で約5000万杯を販売、「コンビニコーヒー戦争」と呼ばれるほどのブームとなった。その後も、セブン-イレブンは販売開始時の8500店舗から、約1万5800の全店舗に販売を拡大し、同年9月末には累計2億杯を売り上げた。コンビニコーヒーは月刊情報誌「日経トレンディ」(日経BP社刊)が選ぶ「2013年ヒット商品ベスト30」では上半期7位のランキングだったが、セブン-イレブンの参入でブレークし、堂々の年間1位となった。