自分自身を被写体として写真を撮影(自撮り)するときに使用する棒状のグッズ。セルフィー棒、セルフィースティック、セルカ棒などとも呼ばれる。棒の先端部にスマートフォンやデジタルカメラを固定し、手元のボタン操作や、カメラのタイマー設定の利用によって、カメラ本体に触れずにシャッターを切ることができるようになっているのが特徴。数十センチから1メートル以上のものまで、長さはさまざまで伸縮するタイプも多い。通常の自撮りでは腕を伸ばして撮影するが、棒を使うことで腕の長さよりも離れた場所から撮影できるため、より自然な姿勢や構図で写すことが可能になる。また、大人数や背景を入れた写真も撮影しやすい。近年、欧米や韓国などでは、自撮りした写真をSNSなどにアップすることが流行しており、自撮り棒のユーザーも増加。その影響で、日本でも2014年夏ごろから注目が高まり、サンワサプライ(本社・岡山県岡山市)の「200-CAM029」や、サンコー(本社・東京都千代田区)の「手元でシャッター! スマホ用自分撮りスティック」など、自撮り棒の発売が相次いでいる。