エスプレッソに泡立てたミルクを注ぐカプチーノを作る際、泡を使って動物やキャラクターなどの立体的な造形をつくること。カフェラテなどの表面にミルクで絵を描くラテアートの立体版。コーヒーやノンアルコール飲料を給仕するバリスタである山本員揮(かずき)が、世界で初めて試み、作り出した。カプチーノの中から顔をのぞかせるネコや、高く首を上げたキリンなどの画像をツイッターに上げたところ、「可愛い」、「スゴイ」と評判になり、テレビのワイドショーにも取り上げられるほど話題になった。山本自身は自分の作品を、退屈しのぎや時間つぶしで作っていたことから「暇カプチーノ」と呼んでいる。2014年1月には、作品集「みてカワイイ! つくって楽しい! 3Dラテアート!!」(集英社刊)が刊行された。山本がツイッターに作品を投稿した後、日本各地の喫茶店や飲食店で、3Dラテアートを出す店が現れた。