ミネラルウオーターに果物の味や香りを加えた無色透明の清涼飲料水。ジュースに比べて甘さが抑えられており、カロリーも低いことなどから人気を集めている。また、夏場の水分補給や熱中症対策、備蓄用としても需要がある。国内のフレーバーウオーター市場は、2011年の236億円から13年には437億円に急増し、さらに増加するとみられ、続々と新商品が登場している。14年3月に、日本コカ・コーラ(本社・東京都港区)が「い・ろ・は・す みかん」に続くシリーズ商品として、長野県産のふじりんごのエキスを使った「い・ろ・は・す りんご」を発売。4月に、サントリー食品インターナショナル(本社・同中央区)が「南アルプスの天然水&朝摘みオレンジ」を、5月には、キリンビバレッジ(本社・同中野区)が輸入ミネラルウオーターのボルヴィックにカシスの酸味を加えた「ボルヴィック フレンチカシス」を、アサヒ飲料(本社・同墨田区)がサクランボやイチゴなど7種類の果物の果汁やエキスを加えた「アサヒ なないろwater's」を発売した。