庫内に備えたファンを回転させ、熱風を強制的に循環させて食材を加熱する調理家電。「コンベクション」とは英語で「対流」の意味。熱風を循環させることで庫内の温度が均一に保たれるため、通常のオーブンよりも焼きムラが少なく食材を加熱できるのが最大の特長。また、油を使わずに揚げ物を調理するノンフライ調理に対応したタイプもある。こうした機能は従来オーブンレンジの上位モデルに搭載されていたが、2013年4月にオランダの家電メーカーであるフィリップスが小型のコンベクションオーブン「ノンフライヤー」を発売したことで人気が拡大。各社から比較的低価格で同様の機能を持った製品が発売され、家電分野での注目が高まっている。