2013年7月にレベルファイブ(本社・福岡県福岡市)が発売したニンテンドー3DS用ゲームソフト。小学5年の主人公・天野景太が森で出会った妖怪から、妖怪が見える不思議な時計「妖怪ウォッチ」をもらい、妖怪を説得したり、時には戦ったりすることで友だちになるという内容。友だちになった妖怪は、妖怪ウォッチに「妖怪メダル」をセットすることで呼び出し、戦いに使うことができる。目的は、登場する250種以上の妖怪を集めること。妖怪は愛らしく、親しみやすいキャラクターデザインになっている。発売以来、14年3月末時点で70万本を記録する大ヒットとなった。ゲームの発売前の12年12月から月刊誌「コロコロコミック」(小学館刊)で先行してマンガ連載が始まり、14年1月にはテレビ東京系でアニメの放送が開始されるなど、クロスメディアで展開されている。ゲームに登場する妖怪ウォッチや妖怪メダルは玩具になって発売されるや、飛ぶような売れ行きに。同年3月に東京駅地下の東京駅一番街に期間限定で関連グッズなどを扱う専門店がオープンしたが、商品の品切れが続出し、2日で臨時休止するほどの人気となった。